光学式ピンホール検出ユニットPH-200
電子部品・ディスプレイなどの小型・軽薄化に伴い、構成材料である金属シートや有機系フィルム等にもさらなる軽薄化、精密成型の要求が高まってきています。生じるピンホールもますます多様化・微小化するため、検査スピードを保持しつつ検出精度をさらに向上させる新たなピンホール検出技術の導入が重要になってきます。
ここで紹介する光学式ピンホール検査ユニットは、高感度光センサである光電子増倍管を応用しているため、従来では検出が困難であった極微小なピンホールまで高速かつ高感度に検出することが可能です。今後ますます高まるであろう品質向上への要求に最適な検査技術として「光学式ピンホール検査」をお奨めします。
PH-200 (PDF 310kB) 参考資料 (400 kB)
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製品説明
*検査対象物は光を透過しない素材、ピンホールは貫通孔に限定されます。
*ピンホールの個数・大きさ・位置の特定はできません。
*対象材料の大きさ・形状に合わせた専用遮光治具が必要になります。
*内容物が充填された状態でのピンホール検出はできません。
特長
■極微小ピンホールの検出が可能
高感度光センサである光電子増倍管を採用し、微小なピンホールから漏れたごく僅かな光も逃さず検知します。CCD画像解析で捕えられないミクロなピンホール検出に最適です。
■サンプルに非接触、ストレスを与えません
光検知方式による非接触検査です。気体や液体によるストレスや電界・磁場・電解液など、特定環境にサンプルをさらすことなくピンホール検査が可能です。
■シートの連続検査が可能
金属箔シートに発生するピンホールを連続検出可能です。
用途別応用例
ワークの厚み・周囲照度により、検出ピンホールサイズは異なります。
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